【CRO(開発業務受託機関)】治験を支援する立場で新薬開発にかかわる。
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薬学部卒業後の進路
関根 修杜さん
シミック株式会社
臨床事業本部 日本CRO協会CRA

関根修杜さんは就職活動の際に、新薬の開発にかかわる仕事を探した。メーカーという選択肢もあったが、CRO※1ならさまざまなメーカーの薬剤にかかわることができると思い、現在の会社を選んだ。
会社では、メーカーから受託した新薬の治験業務を担当している。(CRA※2)治験は治験実施計画書に沿って厳密に行われる。患者さんの安全や人権を守るための厳しいルールがあり、治験全体を監督する重要な役割を担っている。
厳密さが求められる一方、治験を迅速に進め、求められている新薬を少しでも早く世に出す使命もある。そのためには、治験対象の患者さんの数の確保が重要となる。関根さんに苦労する点を聞いた。
「私はオンコロジー(がん)領域を主に担当しています。治験をいざ開始してみると、すでに承認されている治療法や薬を患者さんが希望される場合もあり、想定していたタイムライン通りにならない場合もあります。同時期に他社の治験を実施しているケースもしばしばありますが、条件によってはこちらの治験に参加いただける場合もあるので解決策を模索していきます。薬を生み出すフロントラインに近いところにかかわる仕事であり、患者さんに参加いただいてデータを取らないことには何も進まないので責任は大きいと感じています」
国際共同治験が主流になってきており、公式に残す文書の作成や海外とのメールのやり取りも多く、英語が得意な関根さんは意欲的にそれらの仕事に取り組んでいる。

Profile
関根 修杜さん
シミック株式会社
臨床事業本部 日本CRO協会CRA
2020 年薬学部卒業。趣味は海外旅行。会社はワークライフバランスを充実させる仕組みが整っているので、1年に数回、会社に4~5日の休暇を申請して旅に出る。これまでアジアや中東を中心に世界を旅しているが、中でもシンガポールはお気に入りで、何度か訪れているとのこと。
※1CRO:ContractResearchOrganization=医薬品開発業務受託機関
※2CRAClinicalResearchAssociate=臨床開発モニター